この住まいは、流行や装飾に頼ることなく、
光・プロポーション・素材・余白という建築の基本要素を、
丁寧に積み重ねる事を意識しました。
リビング・ダイニング・キッチンは、
ひと続きの伸びやかな空間として構成。
視線の先には中庭が広がり、内と外が緩やかにつながることで、
室内にいながら自然の移ろいを感じられる様に計画しました。
プライバシーを確保しながらも、閉じるのではなく、
適度に開く事で上質な開放感を意識しました。
素材には、時を経ても価値を失わないものを厳選しました。
木の温もり、壁の陰影、造作家具の佇まい。
主張しすぎることなく、空間の品格を整えました。
また、動線や収納、キッチンを中心とした空間構成は、
“使いやすさ”を前面に出すのではなく、“美しく整う日常”を想像しました。
機能はあくまでさりげなく、快適さは自然に感じられるように。
それは、弊社が大切にしている価値観のひとつです。
住むほどに、その価値が静かに深まっていく。
そんな成熟した豊かさを、永く感じていただける住まいです。
建築面積:231.12m2
延べ床面積:211.27m2 ※ガレージ 37m2含む
設計性能評価済
・断熱等級6
・耐震等級2
写真撮影 / studiomarsh 沼口 紀男